忍び寄って獲物を捕まえる前の武者震い?それとも・・・
猫がもっとも得意とするハンティングの対象は、ネズミやスズメなどです。
猫は獲物を捕まえようとするとき、草むらなどの物陰に身を隠し、頭を低くして、待ち伏せの姿勢をとります。そして獲物が射程距離に入ると、待ち伏せポーズから獲物に跳びかかり、一瞬でしとめるのです。
このとき、ジャンプする直前にタイミングをはかるため、おしりを小刻みに振ります。このときのしっぽは、早く捕まえようとする興奮とちょっと待てという冷静な気持ちが入り混じってピクピク動いています。
草むらがない現代の猫たちは、かわいそうに身を隠す場所がありません。それでも、動くものを見つけると、獲物を捕まえようというときの気持ちで、身を低くして待ち伏せのポーズをとります。もちろんおしりもしっぼも揺れています。
■猫の「ことば」にすれば
「落ち着けぇ それいくぞ 5ッ4ッ3ッ2ィ・・・・」
■飼い主としては
猫は「天性のハンター」だといわれます。でもその能力を存分に発揮できるのは、草むらなどの身を隠す場所がある場合です。我が家の庭は、芝生ばかりで身の隠し場所がないと思っているかもしれません。
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