ブルーノート |
|
ブルーノート「BLUENOTE」 |
|
TOPページ |
ブルーノート「BLUE NOTE」ここでいう「ブルーノート」(BLUE NOTE)は音楽用語のブルーノートでも、ジャズ喫茶の名前でもなく、ブルーノート・レーベル(レコード会社)とブルーノート・レコードのことです。 ◆創立者アルフレッド・ライオン わたしとジャズがずーっと恋愛関係にあり、その恋人がブルーノートであることは申し上げましたが、なぜそうなったかといえば、やはり、創立者でプロデューサーのアルフレッド・ライオンに触れなければなりません。 会社設立の詳しいいきさつや個人の生い立ちなどは省略しますが、ブルーノートは1939年アルフレッド・ライオンというドイツ人によって設立されました。 やがてドイツ時代の旧友フランシス・ウルフが合流します。 さらにエンジニアにルディ・バン・ゲルダー、アート・ディレクターにリード・マイルスを起用してつくられるようになった1500番台のアルバムこそが、ブルーノートの真髄といわれています。 ◆ブルーノート・サウンド 1930年代のジャズレコードのほとんどは、1日か2日でレコーディングしてしまうという結構いい加減なところがあったようです。 ところが、ライオンはこういう風潮に妥協することなく、レコーディングの前にリハーサルというものをはじめて取り入れました。 そして、録音の品質にもこだわり、独特の質感のあるサウンドをバン・ゲルダーにつくらせたのです。 これが今「バン・ゲルダー・サウンド」といわれているブルーノートの音なのです。 また、カメラマンのリード・マイルスを起用してデザインしたジャケットがなんともいえない魅力のひとつでした。 このサウンドとジャケットのとりことなり、わたしはすっかりブルーノートにはまり込んでいったのです。 サウンドの主役、すなわちそれぞれの楽器の奏者たち、マイルス・デビス、ジョン・コルトレーン、アート・ブレイキー、ホレス・シルバー、ソニー・ロリンズ、セロニアス・モンク、ジミー・スミス、ソニー・クラーク、キャノンボール・アダレイ、ポール・チェンバース・・・ああ、数え上げればきりがありません。だけど残念ながら、いまこの世で会うことのできる人はほとんど皆無です。 しかし、レコード(またはCD)の中に、いまも、そして未来永劫に生きつづけているのです。 ◆ジャズはアドリブ ちなみに、ジャズではだれが作曲したなんという曲名かということより、だれが演奏しているかということが一番の関心事なのです。つまり、プレイヤーはだれとだれで、どんな演奏をしているかが評価のポイントとなります。 ジャズにおける作曲とは、テーマのメロディをつくり、コード・チェンジを決めるだけの、きわめてシンプルなものが多く、そのテーマとルールにのっとってミュージシャンたちがアドリブ(即興)で演奏をくりひろげる。 これがジャズなのです。 ジャズの即興についてはいろいろな意見があると思いますが、私はこのように考えています。 テーマのイメージを描き、その中でいろんな音を組み合わせ、自分の楽器を通して感情を語りかける。 そのときには、相手(他の楽器)の出方、ノリカタ、周りの雰囲気によってお互いが影響しあう。 こう言えばこう言う、ああ言えばああ言う。 こう言えばああ言う、ああ言えばこう言う。 テーマに沿って自由に会話するわけですが、やはり決まり文句とか自分の得意な言い回しとかはあるわけで、何度も同じフレーズが得意げに出てくることも間々あります。 そんなとき、「あッ、あいつまたあんなこと言ってやがる」とニヤニヤしてバーボンを 飲みながら、エツに入って聴いているのです。 だから、すべてその場でゼロからつくり出すという「即興」ではなく、あらかじめ練習し、ある程度イメージを組み立てて持っているものを、どう表現していくかという一種の「バトル」であると思います。 スポーツの競技や討論会のようでもありますが、そうではない味、楽しさ、スリルを感じるのがジャズ、アドリブの面白さではないでしょうか。 ◆わたしのブルーノート・レコードのベスト5 ではここで、1500番台の中から、とくにわたしが大切にしている5枚を選んで紹介することにします。
|
||||||||||||||||||||||
<プロフィール> <管理人へのメール> |
ペット&音楽〜癒されタイム〜 TOP |
Copyright(c)Iyasaretime All rights reserved |