シー・ズー |
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シー・ズーと友達にここでは数ある犬の中でも、わたしが一番大好きなシー・ズーについて紹介していきます。 シー・ズーの名前の由来や外観と特徴、歴史、性格など、これからを飼いたいと思っている方も、すでに飼い主の方も、シー・ズーのことをよく理解して友達になってあげてください。 ◆名前の由来 中国では「獅子狗(シー・ズー・クォウ)」と呼ばれ、仏教の影響があった中国でもっとも尊ばれた動物として、「獅子」という呼び名を付けられたようです。 ◆歴史 シー・ズーは、パグやペキニーズなどと同じルーツを持ちます。これらのイヌの起源は定かではありませんが、チベットや中国で「獅子狗(シー・ズー・クォウ)」(ライオンドッグ)とよばれるイヌであったという説が有力で、時を経て人の手により別々の犬種として確立されていったようです。 この獅子狗の原型は、624年にトルコのフーリンから中国へ輸入されたマルチーズを原型とするイヌであるという説と、紀元前500年頃から山東地域にいたパグであるという説があります。 唐の時代、中国とチベットの国交が皇室同士の婚姻により始まります。当初はその結婚の貢ぎ物として中国へ献上されていた獅子狗ですが、清朝時代(1644〜61)にはダライ・ラマが中国の皇帝に献上するなど、獅子狗を贈られること自体が大きな名誉となります。最後の献上は1908年、西太后の死の数ヶ月前にダライ・ラマより贈られています。 この獅子狗は1600年代には抱きイヌとして、1800年代には袖の中に入れるイヌとして、中国の上流階級の間で流行しました。中でも西太后がこよなく獅子狗を愛していたことは有名で、宮廷では1000〜4000頭ものイヌたちが飼育されていたといいます。西太后の没後、ラストエンペラーで知られる宣統帝はイヌに興味を示さなかったため、宮廷のイヌたちは宦官や駐在の外国高官たちに分散し、街中に流出していきます。中国革命で清朝が崩壊した際には宮廷のイヌたちは惨殺されてしまいました。なおこのイヌたちは、よりライオンに似たイヌをつくり出そうとしていた宦官たちによって交配が繰り返され、パグでもペキニーズでもない、全身が長い毛で覆われたシー・ズーの姿であったようです。 外国高官の手に渡った獅子狗(シー・ズー)は中国から流出し、海を渡ります。1930年、中国にいたイギリス人が4頭のシー・ズーをイギリスへ連れ帰ったほか、1932年にもオランダ人の中国駐在員が宮廷生まれの1頭を含む3頭を連れてノルウェーに赴任しました。その繁殖した子犬をノルウェーのマウド王女がイギリスのヨーク公爵夫人に贈ったことで、イギリスの王室でも愛される存在となります。しかしながらシー・ズーはラサ・アプソと混同されており、独立した犬種として認められたのは1935年のことでした。また、イギリスでは改良を加えながら繁殖が続けられ、現在のシー・ズーとしての容姿の基礎を確立しました。 その後、イギリスに駐在していたアメリカ人将校に連れられてシー・ズーはアメリカへ渡ります。そしてさらにアメリカで改良され、現在のような華麗な姿に固定されました。 シー・ズーが日本に入ってきた時期は定かではありませんが、初めてJKCに登録されたのは1964年のことです。現在では登録頭数が常にトップクラスをキープする人気犬種となっています。 ◆外観と特徴 その昔、中国の皇帝たちを魅了してきたシー・ズー。その魅力は何といってもゴージャスなコート(被毛)にあります。ボディや四肢のコートは床を引きずるほどに伸び、頭部も長い毛で覆われ目と鼻をほとんど隠してしまいます。このロングコートを美しく保つためには毎日のブラッシングは欠かせません。家庭で飼う場合は手入れが比較的楽なペットカットがおすすめです。 シー・ズーの毛色はスタンダードとしての規定はなく、さまざまな色が許されています。日本ではゴールド&ホワイト、ブラック&ホワイトなどのパーティーカラー(2色の毛色)が多いようです。ゴールドにもレッド、オレンジ、マホガニーなどさまざまな種類のゴールドがあり、その組み合わせは実に多彩です。 丸い頭に丸い目、受け口にぺちゃんこの鼻‥‥ロングコートのエレガントな容姿を持ちながらも、シー・ズーはどことなくユニークな顔をしています。また、小型犬としては骨が太く、体つきがガッチリしていてとても丈夫です。長毛ですが抜け毛は少なく、体臭もあまりありません。 ◆性格 シー・ズーはとても陽気で活発な性格ですが、穏やかでのんびりしたところもあります。人間に対して友好的で信頼度も高く、フレンドリーなイヌです。無駄吠えも噛み癖も少ないため、子供の遊び相手にもピッタリ。子犬の頃は元気で遊び好きですが、とても利口なので成長と共に人の言うことを理解するようになり、躾けにもきちんと付いてきます。感情表現も豊かで、特に喜びはストレートに表現します。しかし、プライドがとても高く、人に媚びることはありません。自分が納得がいかないと言うことをきかない頑固なところもあります。 ◆飼育管理 シー・ズ―は小柄な犬ですが、毎日の運動は欠かせません。ただし、体が小さいので、室内で活発なゲームをしたり、短めの散歩をする程度で必要な運動量はこなせます。 この犬種は、高温多湿の地域で過ごすのが苦手です。また、屋外での飼育にはあまり向いていません。 豊富な被毛は、1日おきにブラッシングかコーミングをしてあげましょう。また、子犬の頃からグルーミングに慣れさせておくことが大切です。家庭での愛玩犬としてのみ飼育する場合は、バリカンやはさみなどで毛を刈ってあげてもいいでしょう。 ◆健康 ●特に気をつけたい病気 鼻腔狭窄 ●気をつけたい病気 眼瞼内反症、進行性網膜萎縮症、乾性角結膜炎、股関節形成不全、外耳炎 ●たまにみられる病気 フォンウィルブランド病 ●しておきたい検査 眼科検査 ●寿命 11〜14歳 ◆我が家のシー・ズー「オードリー」
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