【かかりやすい犬種】 |
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肥満している犬や高齢犬 |
【原因】 |
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靭帯は帯状の線維の束で、たいヘん頑丈にできていますが、ここに過度の強い衝撃が加わると、靭帯が断裂したり傷ついたりします。その多くは、交通事故などの外傷や、激しい運動によるものです。
膝関節が脱臼しやすい犬に多く見られ、また近年では、肥満でつねに膝関節に負荷がかかっていたり、老化で靭帯が弱くなっている犬に起こるケースも増えています。とくに、室内で飼われている4〜5歳以上の肥満した小型犬に多く見られるので、注意してください。 |
【症状】 |
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前十字靭帯が断裂すると、次のような症状が現れます。
・後ろ足に体重をかけることができず、足を引きずって歩く
・断裂が起こった足を持ちあげて3本の足だけで歩く
・足を伸ばさせようとすると嫌がる
・膝関節が熱を持ち、はれる |
【予防法】 |
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肥満は関節に大きな負担をかけるため、さまざまな障害の原因になります。
予防のためには、子犬の頃から、肥満に注意することが大切です。また、適度な運動によって関節や筋肉が鍛えられると、靭帯断裂も起こりにくくなります。 |