犬のフィラリア症

犬のフィラリア症

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いざという時に役に立つ病気の豆知識!
うちの子はどんな病気にかかっているのかしら?どんな病気に注意すればよいのかしら?
犬の病気についての知識は、いざという時必ず役に立ちます。病気の原因や症状、予防法など、あなたの愛犬を病気から守るために、犬の病気の知識をもっと身につけておきましょう。ここでは、犬の病気を体の部位や機能別に調べてみました。
犬を愛する多くの方の、お役に立つことができれば幸いです。
犬の心臓の病気

●犬のフィラリア症

フィラリアは、蚊によって運ばれ、血液を介して犬に感染する寄生虫です。
フィラリアは、犬の心臓に寄生するため、心機能に障害が生じます。進行すると死に至るこわい病気です。
【かかりやすい犬種】
予防薬を飲んでいない犬

【原因】
フィラリアの感染には蚊が関係していますが、仕組みはやや複雑です。
フィラリアのメスは、寄生した犬の血液中に幼虫を産みます。この幼虫はミクロフィラリアといい、犬の体内では成長できません。蚊が犬の血液を吸う際、ミクロフィラリアも一緒に蚊の体内に入り、そこで2回脱皮して、三期幼虫になります
そして再び、宿主の蚊が犬を剌したときに、吸血孔から犬の体内に侵入するのです。
体内に侵入した幼虫はさらに脱皮を繰り返して成長し、やがて静脈に入り込み、血流にのって心臓に移動し、そこで成長します。

【症状】
・慢性犬フィラリア症
一般によく見られるのは、この慢性の症状です。
心臓にフィラリアが大量に寄生するため、全身に送り出す血流量が不足します。そのため、気管支静脈にうっ血などが起こり、せきが出るようになります。
初期は運前後にせきをすることが多いのですが、進行すると頻繁にせきをし、とくに朝晩に激しくせき込むことが多くなります。

【予防法】
・予防薬を必ず飲ませる
予防薬には毎日服用するタイプと月|回服用するタイプかあります。服用する期間は、蚊が飛びはじめる4〜5月から蚊がいなくなる12月頃まで
・屋外で飼う場合は犬舎に防虫網を張る
蚊を寄せつけないためには室内で飼うのがベスト。屋外で飼う場合は、大吉に防虫網を張ります。
・蚊取り線香で蚊を退治する
蚊が多い季節は蚊取り線香などで蚊を退治、防虫します。


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