【かかりやすい犬種】 |
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予防薬を飲んでいない犬 |
【原因】 |
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フィラリアの感染には蚊が関係していますが、仕組みはやや複雑です。
フィラリアのメスは、寄生した犬の血液中に幼虫を産みます。この幼虫はミクロフィラリアといい、犬の体内では成長できません。蚊が犬の血液を吸う際、ミクロフィラリアも一緒に蚊の体内に入り、そこで2回脱皮して、三期幼虫になります
そして再び、宿主の蚊が犬を剌したときに、吸血孔から犬の体内に侵入するのです。
体内に侵入した幼虫はさらに脱皮を繰り返して成長し、やがて静脈に入り込み、血流にのって心臓に移動し、そこで成長します。 |
【症状】 |
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・慢性犬フィラリア症
一般によく見られるのは、この慢性の症状です。
心臓にフィラリアが大量に寄生するため、全身に送り出す血流量が不足します。そのため、気管支静脈にうっ血などが起こり、せきが出るようになります。
初期は運前後にせきをすることが多いのですが、進行すると頻繁にせきをし、とくに朝晩に激しくせき込むことが多くなります。 |
【予防法】 |
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・予防薬を必ず飲ませる
予防薬には毎日服用するタイプと月|回服用するタイプかあります。服用する期間は、蚊が飛びはじめる4〜5月から蚊がいなくなる12月頃まで
・屋外で飼う場合は犬舎に防虫網を張る
蚊を寄せつけないためには室内で飼うのがベスト。屋外で飼う場合は、大吉に防虫網を張ります。
・蚊取り線香で蚊を退治する
蚊が多い季節は蚊取り線香などで蚊を退治、防虫します。 |