【かかりやすい犬種】 |
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すべての犬種 |
【原因】 |
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鞭虫の感染源は、すでに鞭虫に感染している犬の糞便中に排泄された虫卵(幼虫形成卵)です。これが口から入ることで感染します。 |
【症状】 |
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寄生している鞭虫の数が少ないうちは、とくに目立った症状は現れません。
しかし、寄生数が多くなると下痢便をしたり、排便後にドロリとした血の混じった粘液が出ることもあります。
食欲がなくなり、おなかを痛がることもあります。排便の姿勢をとるものの、便が出ない「しぶり腹」の状態になったら要注意です。 |
【予防法】 |
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感染予防のためには、次の点に注意するとよいでしょう。
・多頭飼いの時は、ほかの犬に感染しないように隔離する
・糞便はすみやかに処分して、犬舎や敷物など周囲の環境を清潔に保つ。人間にも感染するので便などを直接手で触れないこと
・虫卵は、乾燥・高温に弱いので犬用品を定期的に日光消毒する
・一度感染したということは、犬の行動範囲のなかに感染源があると考えられる。犬の環境を見直してみる
・年に1回は便の検査を受ける
・交配予定日の前に検査を行い、感染していたら駆虫後に妊娠させる |