【かかりやすい犬種】 |
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ストレスにさらされている犬 |
【原因】 |
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はっきりした原因はわかっていません。しかし、この病気が見られるようになったのはごく最近であるため、飼育環境の変化によって起こるのではないかと推測されています。
昔、犬が人間と暮らしはじめた時代には、狩猟犬や牧羊犬としての役割や仕事が与えられていました。しかし、現在、家庭犬として飼われている犬たちには特別な役割がありません。
犬が本来待つ性質が抑圧されたことが、発症に関係しているのではないかと思われます。 |
【症状】 |
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獲物をとらえるように、何時間も動くものを追い続けたりします。自分のしっぽを追いかけ回してグルグル回ったり、自分のしっぽにかみついて傷つけたりします。これは自虐的行動といわれるものです。
また、虫が飛んでいるわけでもないのに追いかけるような動作をしたり、空をかむような行動を繰り返します。そのほか、足の裏やつめを何時間もなめ続け、皮膚炎を起こすこともあります。
このように、ひたすら意味のない行動を何時間でも続けて行ったり、自分の体が傷ついてもやめない動作があるような時には、強迫性異常症が疑われます。 |
【予防法】 |
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・最低でも1日に2回は散歩に出かける。散歩の際には、必ず運動する時間を設ける。また、1度習慣づけた散歩や運動はきちんと行う
・長時間、犬だけにしない
・スキンシップをはかり、一緒にいる時間をなるべく多く持つ |