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猫の心臓の病気
心臓は生命の維持に必要な血液を全身に送り出す重要な臓器です。 全身に血液を送り出す左心房、左心室と、全身から戻ってきた血液を肺に送り出す右心房、右心室の4つの部屋からなり、心筋に酸素とエネルギーを供給する冠状動・静脈、心臓へ血液を運ぶ大血管(大動脈、大静脈、肺動脈、肺静脈)が付属します。そしてポンブとして血液を静脈側から動脈側に流すための8つの弁があります。 猫には非常に多くの先天性心疾患がありますが、心臓病の発生率は低いものもあります。 |
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【原因】 |
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心筋の疾患によって起こる血液の流出障害で、肥大型、拡張型、拘束型の3つに大別されます。 肥大型は若いメス猫、拡張型は中年以降の猫に多く見られます |
【症状】 |
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呼吸が自然にできず、元気・食欲がなくなリ運動をいやがります。 心臓内や血管内で血栓ができやすくなり、血栓症になると後ろ足が麻痺してくることもあります。重症の場合、呼吸困難による突然死もあります。 |
【治療・予防法】 |
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心不全の場合は、強心利尿処置が必要です。一般的に、動脈血栓が起こると病気の回復の望みがもてなくなります。 |
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