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猫の消火器系の病気
猫の胃腸器の病気は、比較的発見しやすく、食べ物の飲み込みや咀嚼に支障をきたす「嚥下困難」、食後32分以上経って起こる「嘔吐」、食べた直後に末消化のまま吐きだす「吐出」、「下痢」などの症状であらわれます。 腹腔内の疾患は、結膜、□腔、皮膚が黄色になる「黄疸」や便秘などの症状が慢性経過をたどることが多く、病気の発見と見極めに時間がかかります。食欲や体重の変化など、ふだんからの健康管理とチェックが大切です。 |
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【原因】 |
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胃から腸にかけての粘膜の炎症のことを言います。 ウイルスや細菌の感染によるもの、原虫・寄生虫の感染、化学薬品の誤飲、腫瘍の二次的病変などの場合があります。 粘膜がびらんして、部分的な欠損が生じると「潰瘍」になります。 |
【症状】 |
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下痢、嘔吐を伴うことが多く、脱水症状、食欲不振を起こすので、早期治療が必要です。 代表的な急性ウイルス性腸炎は、ネコ伝染性腸炎で、急激な40度近い高熱、嘔吐、下痢、血便など。食べ物はほとんど受け付けず、体力のない子猫なら3〜4日目で死亡するとても怖い病気です。 |
【治療・予防法】 |
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原因をつきとめて除去し、対症療法を行います。 ウイルス性腸炎は、ワクチンの接種で予防できます。とくに子猫の下痢は、健康診断と検便が有効です。 |
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