猫 ネコ下部尿路疾患

猫のネコ下部尿路疾患

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猫の泌尿器の病気

泌尿器は血液をろ過する役目があり、尿をつくる腎臓から膀胱、尿が出る尿道の先までをいいます。 腎臓は、動脈で運ばれた血液をろ過して、水分の再吸収やミネラルの濃度の調節をし、老廃物を尿として排出する器官です。猫も人と同じように左右2個あり、その働きの2/6が失われるまで症状が表れず、一度壊れると元へは戻りません。

●猫のネコ下部尿路疾患

【原因】
猫は体内で水分を再利用するので尿を濃縮する傾向があり結晶ができやすいと言われています。
水をあまり飲まず尿が少ない場合や、マグネシウムが未調整のドライフードを食べている場合など、尿が凝縮されすぎて酸性からアルカリ性に傾き、結石ができやすくなります。運動不足やストレスも原因になります。

【症状】
尿の出が悪くなり、トイレに行く回数が増えますが、尿が出ず軽い出血を伴うもの、血の塊が出るもの、結晶だけがつまるものなどがあります。
オス猫が発症しやすく、尿路結石などを起こします。
尿道が閉塞して時間がたつと、腎臓に圧力がかかって尿が出なくなリ急性腎不全になります。体温が低下して嘔吐が始まり、2、3日も尿が出なければ膀胱は膨れ、危険な状態になります。

【治療・予防法】
低マグネシウムの食餌療法と水分補給で結石を小さくし、尿と一緒に出させますが、症状によっては手術を必要とします。
予防には、マグネシウムが調整された質の良いドライフードと水分を与え、運動不足にならないよう心がけましょう。
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