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猫の感染症
猫の感染症は、ウイルスなどが原因で伝染する病気で、犬に比べて多くの伝染病を持っています。公園の砂場、猫同士の接触やケンカ、感染猫の使った食器などから病気に感染する確率も高くなっています。 感染しても、ウイルスを持ったまま発病しないこともあり、ペットショップなどで購入した猫や拾った子猫が、なんらかの感染症だったということはめすらしくありません。 飼っている猫が知らないうちにキャリアになっていて、新しく迎えた猫に移してしまうこともあります。 病気を広めないためにも、ワクチン接種をする、飼い猫を外に出す場合は去勢・避妊をして他の猫との接触を少なくする、定期的にウイルスの検査や健康診断をするなどの健康管理が大切です。 |
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【原因】 |
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子猫、若い猫が感染しやすく「猫ジステンパー」といわれます。感染してから3〜4日で症状が出る急性伝染病で、とくに秋から春に多く発生します。 ウイルスが原因で、ネコ汎白血球減少症、ネコパルボウイルス感染症ともいいます。伝染力、生命力の強いウイルスで、感染している猫の便や尿、唾液のほか、人のクツや手などについても感染します。 |
【症状】 |
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初期症状は元気がなくなリ食欲不振と高熱、次第に嘔吐が激しくなり、下痢が起こります。食事や水はまったく受けつけず、激しい脱水症状が出て、体温が下がることがあります。
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【治療・予防法】 |
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水分や栄養の補給と、脱水症状のための輸液、二次感染を防ぐための抗生物質の投与が中心になります。 回復した猫には強い免疫力がつきまが、子猫のうちに混合ワクチンの接種を受れば高い予防効果があります。 |
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