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猫の内分泌・代謝系の病気
猫の内分泌疾患は、内分泌腺に変調を起こして発症する病気です。内分泌腺からは血液などにホルモンが分泌され、ホルモンは体の他の臓器にメッセ一ジを伝え、体の新陳代謝のバランスをとっています。 内分泌腺は体の器官では大変小さなもので、分泌されるホルモンも微量ですが、その作用は大きく、なくてはならないものです。 ホルモンの作用は全身におよび、相互作用もあるため、内分泌疾患は病気の状態の把握、診断が難しいものが多くあります。 |
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【原因】 |
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新陳代謝や体温を維持する機能の病状が進んで、甲状腺ホルモンが増加する病気です。 |
【症状】 |
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・活動が活発になる、落ち着きがなくなる、不安の表情、興奮しやすい、攻撃的になる、夜眠らない ・よく食べるのに痩せてくる、排便回数が増加する、多飲多尿になる、下痢・嘔吐をしやすい ・心拍数が上昇する、粘膜の充血、体湿が上昇する、筋肉のふるえ、心臓疾患の併発 ・呼吸促迫、くしゃみ ・被毛の乾燥、脱毛、爪が伸びるのが旱い などの症状があります。 |
【治療・予防法】 |
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外科的に甲状腺の一部を取り除<か、内科的に甲状腺ホルモンの抑制剤を投与します。 主に7歳以上の猫に発病するので、甲状腺が腫大していないか定期的にチェックし早期発見につとめましょう。 |
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