猫 栄養性二次性上皮小体機能亢進症

猫の栄養性二次性上皮小体機能亢進症

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猫の内分泌・代謝系の病気

猫の内分泌疾患は、内分泌腺に変調を起こして発症する病気です。内分泌腺からは血液などにホルモンが分泌され、ホルモンは体の他の臓器にメッセ一ジを伝え、体の新陳代謝のバランスをとっています。
内分泌腺は体の器官では大変小さなもので、分泌されるホルモンも微量ですが、その作用は大きく、なくてはならないものです。
ホルモンの作用は全身におよび、相互作用もあるため、内分泌疾患は病気の状態の把握、診断が難しいものが多くあります。

●猫の栄養性二次性上皮小体機能亢進症

【原因】
発育中の幼猫が、カルシウム不足やリンの過剰で発症する病気です。
肉やレバー、穀物、ビタミンDの過剰な魚を多く与えた場合に起こります。

【症状】
血液中のカルシウムが不足するため、ホルモンが過剰に分泌して、骨中のカルシウムを溶け出させます。そのため、骨折しやすくなったり、曲がったり、成長阻害を起こします。
生後8〜20適齢に発症し、骨の痛み、骨折、発熱、歩行困難のほか、関節の腫れや脊椎の湾曲を起こします。
また、体に触られることをいやがったり、痛みで鳴いたりします。

【治療・予防法】
運動や外出を制限し、カルシウムとリンのバランスのとれた食事を与えます。
成長期の食事は、手作りよりも必要栄養を計算して作られている良質なキャットフードが安全かつ最良です。
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