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猫の血液・循環器系の病気
血液は生命に大切な要素で、酸素や二酸化炭素を運ぶ赤血球、病気と闘う白血球、出血をとめる血小板によって成リたちます。 血液中の赤血球の量は、人や犬が45%であるのに対して猫は35〜40%と少な<、大きさも小さ<、壊れやすいという特徴があります。 ほとんどの猫の血液型はA型で、品種によりB型も生まれます。品種とは無関係にAB型も稀に生まれますが、O型はありません。 |
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【原因】 |
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血液の腫瘍は、骨髄で増殖するため骨髄増殖性疾患と呼ぱれます。血液中に多数の腫瘍細胞が流出する白血病、リンパ節などでリンパ球が感化して腫瘍ができるリンパ腫があります。 猫の血液腫瘍のほとんどは、リンバ腫が占めます。胸の前縦隔にできる胸腺型、腸にできる消化器型のほか、目や神経系など全身にわたってでき、症状もそれぞれです。 |
【症状】 |
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元気消失、体重減少、粘膜蒼白、発熱、出血傾向、リンパ腫ではリンパ節腫大や下痢、呼吸困難、神経症状などが起こります。 胸腺型はネコ白血病ウイルスに感染している若い猫、消化器型はネコ白血病ウイルスに感染していない高齢猫に多く、ネコ免疫不全ウイルスの関連なども認められています。 |
【治療・予防法】 |
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死亡率が高く、完治は望めません。抗癌剤の投与による延命治療となります。 なるべく快適な環境におき、容態の変化や悪化に対しては病院で診てもらいましょう。予防の方法は特にありません。 |
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