|
猫の脳・神経の病気
神経に異常をきたす病気は、先天性のもの、感染性・炎症性の病気によるもの、代謝性・中毒性・栄養性の病気からくるもの、発作性障害、外傷によるもの、腫瘍、寄生虫によるものがあります。 |
|
|
|
【原因】 |
|
ウイルス感染の二次的症状として起こる中枢神経の障害です。 |
【症状】 |
|
・ネコ伝染性腸炎ウイルス(FPL) 細胞分裂の盛んな胎児末期から新生児期に感染することが多く、子猫は小脳の異常から歩行に問題が出ることがあります。 ・ネコ伝染性腹膜炎ウイルス(FIP) 後ろ足の不全麻痺や完全麻痺などの脊髄病変、両眼が規則正しく一定方向へ動く眼振、首をかしげる捻転斜頚などの前庭病変、けいれんなどの大脳病変など、さまざまな症状があります。 ・ネコ免疫不全症ウイルス(FIV) 動き回る、物陰に隠れる、狂暴化する、トイレでの用足しができなくなるなどの行動異常のほか、後ろ足の不全麻痺、瞳孔反射異常、けいれん発作などの神経系の異常が起こります。 |
【治療・予防法】 |
|
予後は悪く有効な治療も現在のところありませんが、近年新しい治療薬を使用することで治癒した例も報告されています。 |
|
|
|
|
|