猫の骨・関節の病気

猫の骨・関節の病気

猫の体には、大小およそ200数十個の骨があります。
曲げ伸ばしが多い関節では、骨同士が滑らかな軟骨で接し、関節液などがあるため動きやすくなっています。骨と関節の周囲は強い靭帯や腱で囲まれているため、関節が筒単にずれたり、骨折しにくい構造になっています。
脱臼や骨折は、交通事故や落下が主な原因です。日頃から、危険な場所への外出をさせないなどと気を付けることで防ぐことができます。

●猫の脱臼

【原因】
関節がずれたり、はずれたりすることを脱臼といいます。
高い場所から落ちたり、交通事故などの衝撃で、靭帯や腱などが切れて起こります。

【症状】
肘や膝、股関節、手首や足首などの関節で脱臼が起きた場合は、足を浮かせたり、少ししか足を付けなくなります。
明らかに足が不安定でぶらぶらしている症状になる場合は、患部は熱を持って腫れることもあり、痛みもひどくなります。

【治療・予防法】
痛みや腫れがひどく患部を動かせないときは、早めに獣医師の診断が必要です。
程度によっては、麻酔や手術が必要になることがあります。
猫の場合は処置後にギブスがかけられないことが多いので、ゲージに入れて運動を制限するなどの充分なケアが必要になってきます。

●猫の骨折

【原因】
高い場所から落ちたり、交通事故などの衝撃により起きます。
四肢や骨盤、背骨、頭の骨の骨折だけでなく、臓器まで損傷を受けることも多いので注意が必要です。

【症状】
猫は後ろ足の筋肉が発達しているため、骨盤や大腿骨が骨折していてもよろよろと歩いてしまうことがあり、骨折に気づかないこともあります。
他の臓器にも損傷がある場合は、吐き気、食欲不振、ぐったりする、傷があリ出血している、腫れる、痛みがひどいなどの症状が伴います。
早急に獣医師の診断を受けるようにしてください。

【治療・予防法】
程度にもよりますが、手術が必要になることもあり、完治するまでには1〜2ヵ月かかります。
猫の場合は処置後にギブスがかけられないことが多いので、ゲージに入れて運動を制限するなどの充分なケアが必要になってきます。





●猫の骨関節炎

【原因】
関節近くのケガや、骨折、脱臼の二次的症状として起こります。
また、敗血症などの全身の病気からも起きます。

【症状】
歩きにくくなったりおかしな歩き方をします。また、関節が腫れたり熱が出ます。
慢性化すると関節がふくれたように感じられることもあります。

【治療・予防法】
ゲージなどの入れて運動を制限して安静にします。湿布が有効なこともあります。
骨折や脱臼の治療中は、関節に無理をかけないようにしてください。

●猫の変形性脊椎症

【原因】
脊椎の椎骨間に骨が増殖して変形し、脊椎や周辺の神経を圧迫するために起こる病気です。

【症状】
とくに老猫に多く、程度が重い場合は四肢が麻痺したり激しく痛がるようになり、排便排尿が困難になります。

【治療・予防法】
完治するのは難しいため、家庭で充分な看護が必要になります。
獣医師とよく相談しながらその都度症状に対処し、飼育環境を整えるなどしてケアしてあげてください。

 

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