成犬の病気

成犬のかかりやすい病気

気になるしぐさは病気のサインです。
成犬になると人間と同じようにいろんな病気があります。
病気を予防するためには、ふだんから愛犬のしぐさや体調の変化を注意してみる習慣を身につけるようにしましょう。
ここでは成犬のかかりやすい病気について、しぐさや体調の変化で送られるサインと予防や対策について調べてみました。
愛犬の病気について、もっと詳しく知りたいと思っている方のお役にたてれば幸いです。





成犬のかかりやすい病気

・皮膚病
地肌が見えるほど多量に毛が抜けたり、かゆがってかきむしったり、多量のフケガ出るのは、皮膚病のサインです。皮膚病の原因は複雑で、細菌やノミ・ダニなどの寄生虫によって皮膚炎が起こるほか、ホルモンの分泌異常が原因となったり、食品や特定のものに接触することでアレルギー性皮膚炎が起こることもあります。
犬舎の掃除を怠ると、ノミやダニガ大量発生します。大舎に敷いた板の隙間もきちんと掃除し、水ぶきしたり、日に干したりしていつも清潔にしてあげましよう。また、毎日のブラッシング、定期的なシャンプーで清潔に保つことも大切です。
シャンプーが皮膚に合わないときは、低刺激の薬用シャンプーに切り替えてみましよう。また、栄養不足や特定の食物に対するアレルギーも皮膚病の原因になるため、食餌バランスや、食餌内容にも気を配ってあげてください。

・歯周病
歯が茶色く汚れ、歯肉がはれます。よだれが多くなり、□臭が強くなります。歯肉に膿がたまると、血が出たり、歯がグラグラして抜けることもあります。痛むために、硬いものを食べなくなることもあります。
歯同病の原因は歯垢。こまめに歯をみがいてあげましよう。歯石は定期的に獣医師にとってもらいます。また、柔らかいものばかり食べている犬は、歯同病にかかりやすいので要注意。犬用のガムなどを与え歯と歯肉の健康を保ちましよう。

・膀胱炎
おしっこの回数が増えます。残尿感があるため、犬は度々おしっこの姿勢をとりますが、尿が出ないこともあります。尿の色は濃く濁っており、進行すると、血が混じることもあります。
膀胱が細菌に感染することで起こります。特に尿道の短いメスガかかりやすく、冬の寒さやストレスが原因となることもあります。ふだんから水分を十分に与え、排尿時の様子がおかしいと恩ったら、早めに動物病院に連れて行きましよう。

・外耳炎
悪臭のする黄色や茶褐色の耳垢がたくさん出ます。強いかゆみがあるので、耳を振ったり耳の後ろをかくといったしぐさを頻繁に見せるようになります。
細菌感染やダニが寄生するほかに、水がたまる、シャンプー剤が入る、昆虫などの異物が原因となることもあります。
予防のために、2週間に1回程度、耳の掃除をします。湿らせた綿棒でやさしく汚れをふき取ります。耳の垂れた犬は外耳炎になりやすいので、入念にケアしてあげてください。

・寄生虫病
回虫、鈴虫、鞭虫、条虫など、寄生虫病の原因はいろいろありますが、いずれも感染すると、下痢や食欲不振が起こります。また、場合によっては血便が出ることもあります。また、フィラリアではせきが出たり、背中の毛が抜けたり、腹水がたまります。
犬舎は清潔に保ち、うんちはすぐに片づけ、ノミの駆除を徹底します。散歩中に地面をなめたり、ほかの犬のうんちに触れないように注意します。また、フィラリアの予防薬を忘れずに服用させましよう。

・乳腺炎
乳腺にしこりができます。乳首から黄色い乳汁が出ることがあります。発熱し、痛みもあるため、食欲不振になることもあります。
出産後の授乳期に起こりやすく、母乳の過剰分泌や乳腺の細菌感染が原因です。授乳中の犬に乳腺炎の症状が見られたら、まず、授乳を中止します。熱をもっている場合は、冷湿布を当てます。症状が治まらない場合は、抗生物質による治療ガ必要です。すぐに動物病院に連れて行きましよう。

・子宮蓄膿症
元気がなく、食欲がないのに水を多量に飲み、おしっこの量が増えます。おなかがはれたり、外陰部が膨れ、血や膿などの分泌物が出ることもあります。
出産経験の少ないメス犬に多い病気です。発情期には子宮頚部がゆるむため、この時に細菌ガ侵入して感染します。発情期から1か月の間は特に要注意です。
基本的には、子宮を摘出する手術を行いますが、繁殖を希望する場合には、ホルモン剤によって治療することもできます。

 

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