犬の吠え癖

犬の吠え癖にもいろんな状況によって、犬の気持ちが異なります。

ここでは
1.チャイムや来客に吠える
2.留守番中に吠える
3.他の犬に吠える
の3つに分けて、困った犬の吠え癖の行動の意味と犬の気持ち、そしてしつけのポイントについて考えてみましょう。





1.チャイムや来客に吠える

●“吠えるのって犬の本能?”
警戒しているのか、喜んでいるのか・・・吠えるといっても理由はさまざまです。
吠え癖は、ものごとに対する犬なりの解釈と、経験による学習が結びつき癖になっていくものです。

●犬の気持ち
「何者だ!ここから出ていけ!」
犬はもともと群れで生活していた動物なので、自分のテリトリーへ侵入してくる者に対して、本能的に警戒心を持ちます。
ピーンポーン=来客=侵入者があらわれるかもしれない合図。犬は警告したり、追い払ったりするために吠えるのです。吠えたときの飼い主や来客の反応に手応えを感じているのかもしれません。

「お客さんだよー」
飼い主に来客を知らせるために吠える子もいるでしょう。チャイム→吠える→飼い主が対応する。このくりかえで、吠えると飼い主が動くと学習したのです。

「ワ〜イ!だれか来たァー」
単純に来客や家族の帰宅を喜んで吠える子もいます。

●しつけのポイント
吠え癖を直したいなら犬側の理由を考える

・「ハウス」を覚えさせる
録音したチャイムの音を鳴らしてから、八ウスに連れて行ってごほうびをあげます。
 「チャイム」「ハウス」「ごほうび」を結びつけてしつけます。チャイムを聞けば、静かにハウスに行くようになります。すでにチャイム音に敏感な犬の場合は、まずはチャイム自体の音を変え。同じ練習をします。

・チャイムの音に慣れさせる
帰宅時にチャイムを鳴らしたり、同じ友人に何度も訪問してもらったりして、普段からチャイム音を聞かせて慣らし、「チャイムの音=来客」というふうにおぼえないようにします。

<ヒント>
来客に対して、長時間吠えつづける場合は、ほかの部屋に移すのもひとつの解決策です。

2.留守番中に吠える

●“疲れるだけなのにどうして吠えるの?”
不安や恐怖、さみしさのあらわれ、または、番犬の役割を果たしているのです。
犬はもともと集団で暮らしていた動物なので「単独行動」の留守番は苦手なのかもしれません。
たいていの犬は、留守中に吠えてもムダだし、飼い主は必ず帰ってくると知っているので、おとなしくすごすことができますが、出かけるときに吠えたり、外の気配に敏感に吠える子は結構いるようです。

●犬の気持ち
「どこ行くの?さびしいよー」
出かけるときに吠えるのは飼い主がいなくなることに不安や恐怖心を抱くから。

「誰もこの家に近づかせないぞ」
外の気配に吠えるのは、番犬として自分で家を守ろうとしているから。

「不安だな。怖いよう」
何もないのに吠えつづけるのは、飼い主がいなくなったことによる不安や恐怖で混乱している。

●しつけのポイント
あの手この手で留守番は安全・安心だと伝える
飼い主が出かけることを、「なんでもないこと」だと、犬に思わせるのが大事。

・何も言わずに出かける
出かけるときの過剰な「行ってきます」のセレモニーや外出時におやつをあげるのは、犬を興奮させてしまうだけなので止めましょう。

・短い時間の外出から慣らす
5〜10分ほど留守にして、すぐに戻ることから始め、徐々に時間を延ばします。

・ハウストレーニングをする
ハウスに入る習慣を身につけさせます。外の気配を気にしなくなり、飼い主が出かけることに対しての恐怖心も減ります。普段からハウスですごす時間をつくりましよう。

<ヒント>
まずは留守番時に愛犬がどんなふうにすごしているかチェックしましよう。吠える場合は、長く吠えつづけるのか、すぐにやめてしまうのか、外から様子をうかがって、吠え方をチェックしましよう。


3.他の犬に吠える

●“どうして仲良くできないの?”
威嚇なのか、怖いのか、うれしいのか。吠える理由はさまざまです。
なぜ吠えているのか、まずは理由を考えましょう。

●犬の気持ち
「コラッ あっちに行け!」
犬同士にも相性があります。たいていの犬は嫌いな犬に対して、すっと避けたり、目を合わせず方向転換して争いを避けますが、場合によっては、吠えて追い払おうとすることもあります。

「イヤー こっちに来ないで!」
どの犬に対しても吠えてしまう子は、他の犬と仲よくする方法を知らないのかもしれません。

「仲よくしようよ 遊びましょっ!」
他の犬と会えて、うれしくて遊びたくて吠える子もいます。

●しつけのポイント
他の犬との出会いをいいことだと思わせる
他の犬とすれ違うときは、まず飼い主が落ちつきましょう。

・他の犬がいても何でもないと思わせる
散歩中に、他の犬をみかけたら、愛犬が反応する前に名前を呼び、ごほうびを与えます。向こうから吠えられたときは一定の距離を開けながら静かに通り過ぎます。

・こちらに注意を向けさせる
愛犬が気づく前に、注意を引いて別の方向を向かせたり、道をかえたり、方向転換をするのもよいでしょう。犬同士を仲よくさせようとしても、事故につながるだけかもしれません。

<ヒント>
愛犬に声をかけたり、おやつを見せたりして、他の犬がいる方向とは別の方向を向かせます。犬が通りすぎたらおやつを与えて、ほめてあげましょう。
子犬の時期から他の犬になれさせておけば、不必要に警戒しない子に育ちやくなります。

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