しっぽのおしゃべり
「猫は気まぐれだから・・・」とよく言われますが、その気まぐれ振りが端的に表れているのが、飼い主に対するしっぽの振り方です。
●しっぽをピンとまっすぐ立てている
ピンとしたしっぼは甘えたい証拠、うれしいときや甘えてるときのしぐさです。
ご飯やおやつをおねだりしたり、なでたり遊んだりしてかまってもらいたいのです。
まっすぐ立てたしっぽの先をやや前向きにするのは、あいさつしている状態です。
●抱かれた時にバタバタ振る
抱かれてなでてもらって、のんびりしてうれしい時はしっぽをゆっくり動かしていますが、嫌がったり、しだいに飽きてくるとバタバタと速く動かします。
早くその合図に気づいて、引っかかれないようしてください。
●しっぽの先がゆるく曲がっている
見慣れない物を見つけたときに驚きながら観察している状態で、立ったまま左右にゆっくり低く振ることもあります。
少し興奮してはいますが、すぐに飛びかかることはありません。
●曲がったまま上下にゆらゆら
リラックスして機嫌がよい状態で、座ったまま大きくゆっくりと振ったり止めたりを繰り返すこともあります。
●しっぽの先がピクッピクっと動く
ネコがしっぽを振るのはイライラしている証拠。
しっぽ全体は動いていませんが、先の方がピクピクと動いているときは、イライラしているという状態で、怒りの前兆です。
●しっぽの毛を逆立てビクビクと太くする
相手を威嚇したり、攻撃するぞというときになります。
全身の毛を逆立たせることもあります。
●しっぽを左右にぶんぶん振る
犬はうれしいとき、しっぼを左右に振って喜びを表現しますが、猫も同じだと思ったら大間違い。
ぶんぶんと勢いよく大きく左右に振るときはイライラして怒っています。
●しっぽの先だけ軽く振る
寝ている時などに、そばを通ったり名前を呼ぶと、面倒くさそうに、とりあえず返事をしておこうと「はいはい」という感じに振る。