「食糞」といって、病気ではありません。
犬の食糞も状況によって、犬の気持ちが異なります。
ここでは、ウンチを食べてしまうという困った犬の食糞の行動の意味と犬の気持ち、そしてしつけのポイントについて考えてみましょう。
ウンチを食べてしまう
●“ウンチを食べるなんてどういうつもり?”
うんちを食べる行為は「食糞」といって、犬にとってはそれほど異常なことではなく、病気でもありません。
単なる暇つぶしや、飼い主の気を引くための場合もあります。
●犬の気持ち
「おなかも空いたし、暇だからコレでもたべてやれ」
犬の食糞は珍しくありません。理由はさまざまで、おなかが空いたからとか、暇だからとか、大きな意味はありません。
「反応したッ オモシロイ!」
成犬になっても食糞する場合は、大騒ぎする飼い主の反応をおもしろかっているのかもしれません。
「いいにおい!この食ぺごたえ!いけそうだな」
犬は人間の味覚とちがい、食べものの味をにおいや食感で感じます。いいにおいがするものや、歯ごたえのおもしろいものには興味津々なのです。また、栄養不足を補うため、本能的に栄養を含んでいそうなものを口にすることもあります。
●しつけのポイント
叱らず騒がず対応する。
いくら自然な行為だからといっても人間社会では不衛生だし、その舌でぺろぺろなめられたら、たまったものではありません。よその犬のうんちを食ぺて、寄生虫や感染症にかかる心配もあります。
・うんちをすぐ片づける
食糞をさせない手つ取り早い方法は、うんちを犬の目の前に置いておかないことです。
・叱らず騒がず、黙ってうんちを取り上げる
食べ始めてしまっても、すぐに取り上げて、うんちに執着させないことが大切です。その際は、飼い主自身が落ちついて対応しましょう。大騒ぎするなどの過剰反応は絶対にやめましょう。
<ヒント>
犬がつねに飼い主が見ているところでうんちをするとは限りません。フードを替えてうんちの内容物を変えることで、においを変えるのも食糞対策のひとつ。
食糞防止には、サプリメントを摂取させて、糞のにおいを犬にとって嫌なにおいに変える方法もあります。
タブレットやパウダーなどその種類もさまざまです。
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