犬の毛が抜ける

犬の毛は抜け方で病気がちがう

●毛が抜ける

左右対称に抜けたらホルモンの異常が原因です
ホルモンには皮膚や被毛を健康に保つ役割もあります。
ですから、ホルモンの分泌に異常が起こると、毛が抜けることがあります。脱毛が見られる代表的な病気には、甲状腺機能低下症、副腎反質機能亢進症(クッシング症候群)があります。
甲状腺機能低下血は高齢の犬に多く見られ、副腎皮質機能亢進症では多飲・多尿などの症状が特徴的です。

円形脱毛は真菌感染の特徴です
真菌性脱毛は、皮膚糸状菌に感染することで起こります。感染した胞子が毛根をおかすために、毛がもろくなって、やがて切れてしまいます。
丸く円を描くように毛が なくなっていくのが特徴です。





■毛が抜けるときに考えられる犬の病気

犬の病気と症状

アトピー性皮膚炎・・・顔や足、わき、背中に脱毛が起こります。また、症状が著しい時は、全身に紅斑が出ます。
ノミアレルギー・・・おしりから背中にかけて脱毛が起こります。尾のつけ根や腰の周辺が;とくにひどくなることが多い。
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)・・・足以外の部位の鼻先からしっぽにかけて、体の中心線を軸に左右対称に脱毛が起こります。
甲状腺機能低下症・・・A:足に左右対称に脱毛が起こります。B:背中とおなかに左右対称に脱毛が起こります。

○● ワンポイント アドバイス ●○

ブラッシング時にチェックする習慣をつけましょう!
かゆがって犬がひっかいた結果、毛が抜ける時は、まわりの人はすぐに気づきます。
しかし、かゆみが軽い時や、何の症状もなく脱毛だけが起こる時は、よく観察していないと気づかないものです。
定期的にブラッシングをして、脱毛が起きていないかチェックする習慣をつけましょう。
いつもより多く毛が抜ける時は、どこに起こっているか確認するようにしてください。

 

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