歩き方の異常からまず疑われるのは、骨や関節の異常です。
●歩き方がおかしい
1.どんなふうにおかしいのかをチェックする
2.事故などの覚えがないか思い出す
3.どこが痛いのかをチェックする
歩き方の異常からまず疑われるのは、骨や関節の異常です。
■歩き方がおかしい時に疑われる犬の病気
歩き方と犬の病気
足を引きずる・・・四肢の骨折や股関節が脱臼している可能性があります。患部がぱれたり、熟を待ちます。
歩く時に後ろの両足を引きずるのは、脊髄の病気の特徴です。
老犬で多いのは、変形性脊椎症です。痛みやまひがあるために、両足を引きずって前足だけで進もうとします。椎間板ヘルニアでも同じような症状が現れます。
フラフラ歩く・・・フラフラと歩くのは脳障害のおそれがあります。
運動機能をつかさどる小脳の先天的な障害や、事故による障害が疑われます。
階段の上り下りがつらそう・・・腰や股関節の異常が疑われます。また、寄生虫病や感染症などで、弱っている時にも見られることがあります。
いつもと違う歩き方をする時は、必ず獣医師の診察を受けましょう。
ギクシャクした歩き方をする・・・腰や股関節の異常が疑われます。また、寄生虫病や感染症などで、弱っている時にも見られることがあります。
いつもと違う歩き方をする時は、必ず獣医師の診察を受けましょう。
うまく立ちあがれない・・・腰や股関節の異常が疑われます。また、寄生虫病や感染症などで、弱っている時にも見られることがあります。
いつもと違う歩き方をする時は、必ず獣医師の診察を受けましょう。
足が曲がって見える・・・幼犬の場合は、くる病が疑われます。曲がり方によってO脚(前足)になったりX脚(後ろ足)になります。
股関節形成不全でも骨がはずれやすく曲がることがあります。成長期後の異常は、骨軟症が疑われます。
チョコチョコと小股で歩く・・・腰や股関節の異常が疑われます。また、寄生虫病や感染症などで、弱っている時にも見られることがあります。
いつもと違う歩き方をする時は、必ず獣医師の診察を受けましょう。
ジャンプできない・・・腰や股関節の異常が疑われます。また、寄生虫病や感染症などで、弱っている時にも見られることがあります。
いつもと違う歩き方をする時は、必ず獣医師の診察を受けましょう。
○● ワンポイント アドバイス ●○
骨折している可能性がある時は患部を動かしてはいけません!
骨折には、折れた骨が皮膚を突き破っている場合とそうでない場合があります。どちらの時も原則として、折れた骨を動かさないようにします。出血があればガーゼなどで止血してから副木を当て、折れた骨と近くの関節を含めて包帯で固定します。なるべく動かさないように気をつけ、すぐに動物病院へ運んでください。