歯磨きで□の中を清潔に・・・
●息がくさい
口は体の入り口です。食欲がなく、発熱しているときは、まず□の中を調べてみましょう。
健康な猫の歯茎と舌は、きれいなピンク色です。赤かったり、白っぽかったりするときは注意が必要です。
・息が臭い・・・□内炎や歯周炎の疑いがあり、猫にはよく見られる症状です。そのほか、胃炎や寄生虫のための消化不良のおそれもあります。
・ヨダレが多い・・・ネコ伝染性呼吸器感染症の初期や、□の中に病気があるとき、体調が悪いときなどです。
・歯茎が赤くただれている・・・免疫力が低下しているときに多い症状で、歯肉炎を起こします。原因がネコ白血病ウイルス感染症やネコエイズウイルス感染症であることもあるので、早い時期の治療が必要です。
・舌の色が悪い・・・舌に海面ができると、発熱や食欲不振になります。色が紫色で呼吸も苦しそうなら呼吸困難、白っぽい場合は貧血の可能性があります。
○●ワンポイント アドバイス●○
<歯磨きで□の中を清潔に>
猫は□の中をいじられるのは大嫌いですが、歯磨きは子猫のうちから習慣づけておくのが理想的です。
歯石が溜まると歯槽膿漏を起こしやすくなり、歯肉炎や□内炎など歯周病につながります。
指に濡れたガーゼを巻いてこすったり、猫用の歯プラシで週2〜3回の歯磨きを習慣づけましょう。