犬がガブガブ水を飲む

問題なのは、飲む水の量です。

●がぶがぶ水を飲む

愛犬がいつもより多量に水を飲む時飼い主は飲む量よりもおしっこの量が増えることで気づくことが多いようです。
しかし、この場合に問題なのは、飲む水の量です。一般に体重1kgあたり20〜40mlが目安。飲む水の量がこれよりも大幅に増える時は、何らかの異常が考えられます。
メスの犬が水を大量に飲む時は、子宮蓄膿症が疑われます。5歳以上で出産経験がない犬、または避妊手術をしていない犬に多く見られます。
肥満している犬は糖尿病の疑いがあります もともと肥満している大の場合は、糖尿病が疑われます。とくに5歳以上の肥満犬に多く見られます。

ほかにも次のような病気が疑われます。
◆副腎皮質機能亢進症
副腎皮質刺激ホルモンの影響や、脳下垂体の腫瘍、ステロイド剤の使用などが原因て副腎皮質ホルモンが過剰に分泌される病気です。左右対称に脱毛が起こります。
◆尿崩症
尿の生威を抑えるホルモンの異常や、腎臓の異常でホルモンが作用しないために起こります。異常なほど水をほしがり、水のようにうすいおしっこを大量にします。





■がぶがぶ水を飲むときに考えられる犬の病気

しぐさと犬の病気
おしっこの色が薄い・・・飲む水の量が増えれば、おしっこはうすくなりますが、なかでも腎臓病の時や、尿崩症の時は水のようにうすいおしっこを大量にします。
元気がない・・・子宮蓄膿症では多飲・多尿以外に元気がなくなり、食欲不振になります。とくに発情期から1か月<らいの時期は要注意です。
よく飲み、よく食べる・・・糖尿病や副腎皮質機能九進症の初期では、食欲旺盛で、しかも元気なことが多い。

○● ワンポイント アドバイス ●○

食餌の変化で水を飲む量が増えるのは、病気ではありません!

食餌をウェットタイプのフードからドライタイプのフードに変えると、水を飲む量が増えます。
これは、ウェットタイプが80〜85%の水分を含むのに対し、ドライタイプは15%程度しか水分を含まないからです。

食餌の変化で水を飲む量が増えるのは、病気ではありません。健康上問題はないので、水をたっぷり飲ませてあげてください。

 

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