犬の息がくさい

犬の息が臭いときに考えられる犬の病気

●息がくさい

成犬の80%が歯周病にかかっていると言われています。
歯周病は、歯と歯肉の間にたまった歯垢が歯石となって、これが歯肉を刺激して炎症を起こす病気です。歯垢は、口腔内の細菌のかたまりです。これが口臭の原因になります。
また、口内炎や副鼻腔炎などの鼻の病気でも炎症によって膿がたまり、口臭の原因になることがあります。
すつぱいにおいがしたら内臓の病気が疑われます。
歯周病や口内炎、副鼻腔炎では、腐ったようなにおいがするのが特徴です。しかし、嘔吐物のようなすっぱいにおいがしたら、内臓の病気かもしれません。
・胃や食道の異常
胃や食道などに異物が詰まったり、まひがあると、食物が通過できなくなります。そこに食物がたまるため、すっぱいにおいやうんちのにおいがします。
・腎臓病
腎臓病が進行して尿毒症になると、おしっこのにおいがするようになります。





■息が臭いときに考えられる犬の病気

症状と犬の病気
歯肉に傷がある・・・傷が化膿しているおそれかあります。
歯石があり、歯がぐらついている・・・歯周病が進むと、歯を支える骨がおかされ歯がぐらつきます。
よだれか多く、ロのまわりがただれている・・・歯周病になると、よだれが多くなります。
上あごに傷がある・・・硬いものをかんだり、かじった時に起きやすい
舌がただれている・・・舌炎・口内炎も口臭の原因になります。
食べ方かおかしい・・・口の周囲や消化管がまひしている可能性かあります。

○● ワンポイント アドバイス ●○

固い食物を与えたり定期的な手入れで予防しましょう!
柔らかい食物は、歯垢の原因になります。歯周病予防のためにも、頻繁に固いものも食べさせましょう。 
口をのぞいて歯垢がついている時は、歯磨き粉はつけずに、歯ブラシで磨き落とします。さらに、年に3〜4回は獣医師に歯石を取ってもらうととよいでしょう。

 

サイトマップ